ヨーロッパの現代建築ガイド
ヨーロッパには長い歴史があり、最も賞賛されている建築物の多くは歴史の古い建物です。しかし近年、現代的で新しい建物にも注目が集まっており、イタリアやデンマークでは現代建築がヨーロッパ建築の中心的存在になりつつあります。ヨーロッパ各地にある素晴らしい現代建築をどうぞご覧ください。
大きな都市や史跡を見てまわるだけがヨーロッパ旅行の醍醐味ではありません。寂びれた道の先にあるマイナーな都市や隠れ家的な町、そして人目につかない村の中にも美しい自然や深い歴史が隠されています。
対話型マップ
© ORT Région Moselle Luxembourgeoise / ONT
1/
グレーヴェンマハ（ルクセンブルク）
グレーヴェンマハはモーゼル川の左岸にある大変美しい町で、対岸はドイツになります。ワイナリーで有名なこの町は、13世紀に造られた鐘楼や中世の狭間胸壁が残っており、歴史を感じさせる町でもあります。
© Peuky Barone-Wagener / ONT
2/
エヒテルナッハ（ルクセンブルク
698年に聖ウィリブロードによって建てられたエヒテルナッハの聖堂は、いまなお残る中世の壁と塔に囲まれています。オリジナルの聖堂は火事で焼失してしまいましたが、現在ある建物は1737年に建てられたもので、今も聖ウィリブロードが埋葬されています。
© Visit Estonia
3/
タルトゥ（エストニア）
エストニア最古の大学があるタルトゥは、東ヨーロッパの学問の中心となっています。長年他国の支配を受け続けてきた結果、さまざまなスタイルが融合した魅力溢れる建築物が見られるようになりました。
© NTO Roamnia
4/
シビウ（ルーマニア）
欧州連合（EU）により2007年に欧州文化首都に選ばれた都市シビウはルーマニアの中でも素朴で牧歌的な場所です。アッパータウンとローワータウンを結ぶPasajul Scarilor（The Stairs Passage：階段の道）を歩いてみましょう。
© Gadag
5/
クレサーレ（エストニア
エストニア最西端、サーレマー島にある町クレサーレ。この町の中心部にはクレサーレ城があり、中世の魅力を残しています。
© NTO Montenegro
6/
コトル（モンテネグロ）
コトルは、クルーズを楽しむ観光客に人気が急上昇している場所です。中世の古い街並みが残っており、ユネスコ世界遺産にも指定されています。
7/
ペーチ（ハンガリー）
ペーチには古くから人が定住していた跡があります。古代ローマ時代や中世、そしてオスマン帝国時代へと続く様々な様式の建築物や史跡は必見です。
© Milan Gonda
8/
コシツェ（スロバキア）
2013年の欧州文化首都に選ばれたコシツェには、ゴシック様式やルネサンス様式、バロック様式、アールヌーボー様式の建築物がたくさん残っています。1230年に建てられたゴシック様式の聖エリザベス大聖堂は、コシツェの見所のひとつです。
© Nickolay Stanev
9/
ヴェリコ・タルノヴォ（ブルガリア）
「ツァーリの街」というニックネームのヴェリコ・タルノヴォは、第二次ブルガリア帝国の首都でもありました。印象深いルネッサンス様式の教会やその他の歴史的建物、史跡があることで有名です。
© canadastock
10/
ハルシュタット（オーストリア）
ハルシュタットでは数千年前から人々が定住して、岩塩の発掘を行っていました。現在のハルシュタットは素朴でのんびりとした湖畔の村です。
© Konstantin Aksenov
11/
マルサシュロック（マルタ）
地中海の島、マルタ島にある伝統的な漁村マルサシュロックは、新鮮な魚市場で有名です。獲れたての魚を召し上がれ！
© krivinis
12/
カウナス（リトアニア
ニャリス川とネムナス川に挟まれたカウナスは、リトアニア有数の美しい町です。旧市街地にはゴシック様式およびルネッサンス様式の素晴らしい建築物が残っています。
© Baciu
13/
ニシュ（セルビア）
ニシュはバルカン半島の中で最も古い都市です。新石器時代から人が住んでいた形跡があり、その歴史は紀元前2000年にまで遡ります。紀元前279年にはスコルディスキ（ケルト系古代民族の1つ）が治めるようになりました。その時代のものはほとんど残っていませんが、4世紀に建てられた教会や歴史的建築物が残っています。
ギャラリー
先史時代前の大地:ヨーロッパの巨石文明
数千年もの歴史を持つヨーロッパの伝統や文化。最古のヨーロッパ文明につながる古代遺跡は、今もそこに残っています。先史時代の洞窟壁画やミステリアスな巨石群など、古代ヨーロッパ大陸の姿を残す場所を探索してみませんか。 まずは写真で、そして次はぜひ、ご自身の目で確かめてみてください。
ヨーロッパの有名な観光名所
ヨーロッパには、有名な場所やランドマークがたくさんあります。パリのエッフェル塔からオランダの花畑にいたるまで、新しい観光名所や定番スポットが盛り沢山です。ここでは、ヨーロッパで必見の観光名所をいくつかご紹介します。事前に各スポットの下調べをしておけば、旅行の計画も立てやすくなるでしょう。
最先端
ダ・ヴィンチ、レンブラント、そしてクリムトなどの作品を、世界でも有数の古典美術館で直にお楽しみください。
おすすめの体験
知る人ぞ知る宝物のようなワインを味わってみましょう
ヨーロッパで一流のワイン産地と言えば、フランスやイタリア、スペインなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、ヨーロッパ大陸にはその他にも美味しくて値段もお手頃なワインの産地が数多く存在します。ここでは発見されるのを今か今かと待っている、6つの知られざるワイン産地をご紹介します。
最新の電子マガジンをチェックしましょう
読むグルメ旅
ヨーロッパの伝統的なアート、醸造の歴史はトラピスト修道士の頃までさかのぼり、今日の醸造所にも受け継がれています。ヨーロッパで最も古い醸造所を訪れて、歴史に彩られた黒ビールを体験してみませんか。
ヨーロッパの有名な観光名所
ヨーロッパには、有名な場所やランドマークがたくさんあります。パリのエッフェル塔からオランダの花畑にいたるまで、新しい観光名所や定番スポットが盛り沢山です。ここでは、ヨーロッパで必見の観光名所をいくつかご紹介します。事前に各スポットの下調べをしておけば、旅行の計画も立てやすくなるでしょう。
味覚でヨーロッパを探索
. ヨーロッパの創造的なホットスポットを発見。 流行の発信地の数々、革新的なコンセプト、そして新鮮な食材が、ヨーロッパの旅を刺激します。
ワインを巡る旅
ワインは何世紀にもわたってヨーロッパの文化に影響を与えてきました。ローマ人がヨーロッパ中に葡萄の栽培を広め、葡萄の品種や色を分類しその性質を観察、そして施肥技術を培っていったその歴史は、なんと紀元前1600年にまで遡ります。紀元1世紀頃までには、既にワインはイタリアからスペインやドイツ、イギリス、フランスへと輸出されていました。操業中のワイナリーで世界最古のシャトー・ド・グーレーヌ（フランス）は、いつの時代も訪問者を歓待しており、周辺地域を含むフランスのワインが世界の市場を席巻する一因となっています。