コーヒーカップ満杯の流儀

歴史的カフェ街道を追う

古びたコーヒーショップでコーヒーを飲んだことはありますか?つまり、そこは1世紀以上の歴史がある大きな街や村のカフェで、経てきた年月を物語るような魅力溢れる居心地の良い場所でのことを言っています。 

修復された店、モダンに改装された店もありますが、一杯のコーヒー(紅茶)と伝統ある美味しい焼き菓子、多くの場合素晴らしい料理で人々を迎え入れる慣習は、たいてい健在です。 

時は過ぎれど、各店が伝統と革新、過去と現在を混在させていることが往々にしてあります。 

私たちはまず北部、素晴らしいスイーツが食欲を刺激するデンマークのコペンハーゲンへ飛ぶことにします。Café Conditori La Glac(カフェ・コンディトリー・ラ・グラーセ)はデンマーク最古のカフェ。1870年に旧市街の真ん中に創設されました。ここを訪れれば、コペンハーゲンがいかに芸術や文学に携わる人々を受け入れる国であるかがわかります。素敵な雰囲気、ホスピタリティ、良質な産物がこの素晴らしい土地の特徴を示すほか、ここでは製菓専門学校も開校しています。ラ・グラーセが、1891年11月の政治劇『Sports Men(スポーツマン)』の初演に向けて初めて焼いた昔ながらのケーキ、スポーツケーキをご賞味あれ。低脂肪じゃないですが、とても美味しいのは間違いなし! 

中央ヨーロッパでは、プラハも歴史的カフェで有名です。「Café Slavia(カフェ・スラヴィア)」は国民劇場の向かい側に立つ荘厳な建物の中に店を構えています。開業以来およそ2世紀もの間、このカフェは常に芸術家たちを魅了してきました。立地の良さのおかげで、舞台がはねた俳優たちのほとんどが行き着く先は、このカフェです。作曲家のベドジフ・スメタナや劇場監督ヤロスラフ・クヴァピルがやってきて場に加わることもしょっちゅうでした。 

さほど遠くない、オーストリアの首都にあるCafé Frauenhuber(カフェ・フラウエンフーバー)は、ウイーン最古のカフェです。物語と思い出を一杯に抱えてお待ちしています。歴史によると、1720年にこのカフェはとある館だったところを、マリア・テレジアの料理人が高級レストランにしたそうです。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトとルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが、この素晴らしい場所で神々しい音楽を奏でました。 

中央ヨーロッパから南部へと移りましょう。ギリシャのクレタ島、ハニアの歴史あるCafé Kipos(カフェ・キポス)(kiposはギリシャ語で庭という意味)は、町の市営庭園の中にあります。開業150年の間に、エレフテリオス・ヴェニゼロス、ニコス・カザンザキス、ソフォクリス・ヴェニゼロスといった多くの重要な著名人や、その他の芸術家、知識人がこの敷地を訪れました。 

クレタ島から北へ、別の島キティラに向かって船を走らせます。Café Astikon(カフェ・アスティコン)は、1908年に2人の兄弟によって創業。次男が理髪師だったため、コーヒーだけでなく散髪も提供していました!情報筋によるとどうやら、エレフテリオス・ヴェニゼロスが1917年にこのカフェを訪れたようです。同じ情報源によると、それは島の独立への種が蒔かれた時期でもあったということです。後の第二次世界大戦の占領期間中に、このカフェはELASゲリラのたまり場としても機能しました。 

日常の喧騒から離れて、こうしたカフェでコーヒーを味わう体験となります。

大きな街で、小さな村で、ありとあらゆる場所でこれらカフェを見つけられます。すべての店に歴史があり、何度も驚かされ、常に惹き付けられます。これが歴史と結びついて、カフェが「伝統的」になるのですから、行き先、旅先がどこであろうと、少し時間を取ってこうしたカフェを訪れてみてください。記憶に残る体験になるでしょう! 

ジョージ・ラヴァードス 
ルートマネージャー 
歴史的カフェ街道 
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