ひっそりと佇む町を訪ねる
大きな都市や史跡を見てまわるだけがヨーロッパ旅行の醍醐味ではありません。寂びれた道の先にあるマイナーな都市や隠れ家的な町、そして人目につかない村の中にも美しい自然や深い歴史が隠されています。
建築物とコントラストが、どのようにヨーロッパの街を変えたのか
.なるか昔、10世紀まで時間をさかのぼってみましょう ブルガリアのリラにある、緑の山々に囲まれた場所に、色とりどりの修道院がごく自然に風景に溶け込んでいます。 そのバルカン半島の建築様式は目を引きますが、その創設の裏にある物語にこそ、ブルガリアの興味深い過去のヒントを見出すことができます。 バルカン半島の山々の最も高い場所に位置する、リラ修道院は10世紀(927- 968年)に東方正教会の隠遁者であったリラの聖イオアンが創設し、この場所のそばにある洞穴に孤立して生活することを選びました。
かつてスロバキアには、300を超える木造の教会がありました。 自然に調和するように建てられたそれらの教会は、すべての部分が、絶妙な建具のスキルを用いて木で作られていました。 実際、釘は使用しないで、達人の職人の道具箱の中にいれたままである必要がありました。 この物語の背景には、美しいシンプルさの追求があります。 現在50ほどの木造教会が、主にカルパチア山脈地域に残っています。 これらの聖なる場所から、元の建築方法、そしてこの国の現在の国境を越えた場所からの文化的影響を垣間見ることができます。
デンボッシュへの訪問では、ジーンズを履いて、ラップトップバッグを肩から下げ、手には携帯電話を持っている小さな天使の像が出迎えてくれます。 聖ヤン大聖堂を訪れると、はるか昔へ連れ戻してくれるかのようですが、その旅がいつでも過去へのものと思ってはいけません。 その歴史の中で何度か火災の被害に遭ったため、この大聖堂は何度か改装を行ってきました。 最も近年の改装では、宗教と芸術が大聖堂を訪れる人々をどのように驚かせてきたかを明らかにしました。 1997年には、オランダの彫刻家トン・ムーイが、コンテストに優勝し、40体の彫像を作って時とともに傷んでしまったものと入れ替えました。 小さな天使の像は2011年にお披露目されたばかりですが、すでにデンボッシュを訪れる観光客にとって必見のスポットになりました。 作者によれば、この天使の携帯電話にはボタンが1つしかなく、これは「天国へ直通の電話番号」として使われています。
ロスキレ大聖堂には、デンマークの王族の過去が隠されています。 この建物はデンマークに建てられた最初のゴシック様式の赤いレンガでできた大聖堂で、12世紀から13世紀の間に作られました。 今日私たちが見ることのできる印象的で荘厳な建物は、その建築におよそ300万個のレンガを必要としました。 かつてバイキングの領地であったロスキレの小さな町で15世紀以来、この大聖堂がデンマーク国王の主要な埋葬地となりました。 内部には、長い間に追加された埋葬室とチャペルがいくつかあり、大聖堂の床には数百もの板石がその下に埋葬されている王族の名が記されています。
.戦争は瞬時に修道院の運命を変えてしまいます。 第二次世界大戦が始まったばかりの1939年、フィンランドとロシアの間の軍事衝突は、最終的に約190名もの修道士の運命を変えることになります。 ロシア連邦、ラトガ湖のヴァラーム島にある、ヴァラーム修道院に生活していた修道士は、旧ソ連軍の侵攻により避難を余儀なくされました。 兵士は建物を占領したので、修道士たちは間もなく新しい「住みか」を探し始めました。 修道士たちはすぐに、東フィンランドのヘイナヴェシに完璧な場所を見つけました。 1940年、現在の場所に新ヴァラーム修道院を作って定住し、この場所は急速に東方正教かの宗教的生活と文化の活発な中心地となりました。
山を登ることは信仰の行為でもあります。 すべてを残し、頂上のみを目指す。 喧騒から逃れ、一瞬の孤独を味わいたいなら、アイルランドのクローパトリックへ向かうことを考えるかもしれません。 同国の西、メイヨー州に位置するクローパトリックは、アイルランドで最も聖なる山の一つと考えられており、その巡礼の伝統は、5,000年以上も前の石器時代にさかのぼります。
南西フランスのルルドは、聖母マリアが14歳の少女、ベルナデッタ・スビルーの目の前に現れた場所として、常に記憶されているでしょう。 粉屋と洗濯屋の娘であり、4人いた子どもの長女であったベルナデッタは、1858年に初めて聖母を目撃しました。 これは18回の出現の最初であり、後にルルドは、フランスで最も有名な巡礼の地となりました。 当時、ベルナデッタの目撃について懐疑的であったものの、最終的に彼女は
年にカトリック教会により列福されました。 聖母マリアはこの地域で「ルルドの聖母」として知られ、この癒しの地は、毎年数百万もの人々を魅了しています。
アグロナ大聖堂は、1768年から1780年の間に、ドミニカ修道士によって建てられました。 あたたかいヨーロッパの夏の間、訪問者は大都会から逃れ、アグロナで信仰、物語、そして伝説を体験します。
大きな都市や史跡を見てまわるだけがヨーロッパ旅行の醍醐味ではありません。寂びれた道の先にあるマイナーな都市や隠れ家的な町、そして人目につかない村の中にも美しい自然や深い歴史が隠されています。
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