現代ヨーロッパへと続く古代ローマ

ローマ帝国は500年の間に、ヨーロッパの大半と北アフリカ、中東を含む地中海沿岸全域にまでその領土を拡げていました。ヨーロッパ中に点在するローマ帝国の史跡を訪ねる旅は、歴史ファンにとって心躍る体験となることでしょう。

古代ローマ人が帝国中に張り巡らせた交通網は、現在でも旅行者に利用されています。ガリア(フランス)初の道路である軍用道路ドミティア街道も、実際に通ることができる道路の一つです。道路建設によって交通や商業が発達すると、南ガリアへの植民が一気に加速しました。道路はイタリアから始まり、フランス南部を経由した後、ピレネー山脈を越えスペインではアウグスタ通りとなって、さらにアンダルシアへと続いていきます。

Pont Julien that was built in the 3rd century BC is part of the Via Domitia in France.

縦横に広がる大都会ロンドンも古代ローマ人の手によるものです。街の各所にはその証拠が今も残っています。名所を歩いて回るガイド付きウォーキング・ツアーに参加してみましょう。ロンドン博物館では、この街が生まれた頃に作られた工芸品を見ることができます。さらにロンドンから足を延ばして、スコットランドとの境界付近に続くハドリアヌスの長城を見に行くトレッキングもお勧めです。古代ローマ人がケルト民族の侵入を防ぐために築いたこの壁は、一時期ローマ帝国最北端の国境となっていました。

In London museum, you can know the impact of ancient Rome gave in London.

歴史を訪ねる旅にワインのお供はいかがでしょうか。「ローマ皇帝ルート」を通れば、アドリア海から始まり、黒海沿岸のドナウデルタへと流れるドナウ川を辿って12ヶ所のワイン産地をめぐることができます。美しい景色の中でグラスを傾け、素晴らしい体験を味わってください。

Hadrian's Wall will not extend over the north of England in about 113 kilometers (70 miles) or more.

ローマ帝国の影響は各地に及んでいますが、イタリアや首都ローマを抜きにその歴史を語ることはできません。ローマで最も有名な観光地コロッセオはもちろん、かつてのローマ帝国の中心地であり、現在は世界中から400万人もの観光客を集めるフォロ・ロマーノもお勧めです。「ローマは一日にして成らず」のことわざのように、ローマ観光も一日では終わりません。ぜひ2〜3日かけてこの街の歴史と伝統を感じてみてください。

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建築へのいざない

ヨーロッパの都市には多種多様な建築が林立しています。様式の異なる建物が隣接していることも多く、それがまた都市全体を魅力的なものにしています。例えば、数百年の歴史を持ち圧倒的な存在感を放つ役所の隣にスマートでモダンな美術館や図書館が建っていたりと、誰でもカメラを向けたくなる街並みがヨーロッパの魅力です。サンマリノの古城やリトアニアの大聖堂など、ヨーロッパの有名な建築家が設計した建築物は、旅行者にさまざまなインスピレーションを与えるでしょう。

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ビーチで満喫する波、太陽、砂浜

よく知らない土地で、完璧なビーチを見つけることは簡単ではありません。しかしヨーロッパでは、「ブルーフラッグ」マークのおかげで、そこが理想的なビーチなのか一目で判断できます。ブルーフラッグとはビーチを対象とした国際的環境認証で、ブルーフラッグの認証を受けたビーチは、水質や安全性、環境的配慮などの厳しい条件をクリアしているため、日光浴にも水泳にも最適です。旅行者にとって嬉しいことに、ブルーフラッグの基準をクリアした世界4,000カ所以上のビーチはその大半がヨーロッパにあるのです。

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ケルティック・ノットに象徴されるケルト文化の神秘

神秘的なケルト人の歴史には抗えない魅力があるのか、古代遺跡を訪れたり、遺物に隠された意味を探ろうとする人も少なくありません。アイルランドやスコットランドに残る修道士の植民地跡や羨道墳(せんどうふん)からは、聖なる伝説の一端を窺い知ることができるでしょう。それ以外にもヨーロッパ各地に、ケルト人の足跡が残っており、これらを訪ねる旅もまた魅力に満ちています。