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何があろうと、旅行中の安全が一番重要です。幸いなことに、ヨーロッパは安全に関して輝かしい実績があるうえに、欧州十数か国では、居住・旅行に安全な場所リストでいつも最上位にいます。あなたの冒険がしっかりと安全であるように、こうしたヒントや最善策を検討してください。  

 

旅行保険 

旅行保険にはさまざまな種類がありますが、ほとんどの保険契約には1つの主要要素が共通して盛り込まれています:保険契約では、予期せぬ出来事や不幸が起こった場合に補償が受けられます。不意の医療費支出、荷物の紛失、物品の盗難、または旅行プランの遅延やキャンセルの場合、こうした補償が通常では適用されます。多くの場合、旅行保険契約では救急の場合、特にへき地救急医療についても補償対象とされます。   

おそらく母国には旅行保健取扱代理店が複数あることでしょう。行動して自分に合った保険契約を選ぶ最善の方法は、オンラインで各種保険を比較し、不明点があれば保険代理店に電話しましょう。細則を読むのをお忘れなく!確かな経験則では、旅行保険契約の保険料は旅行費用のおよそ5~12%ですが、交換比率(レート)は旅行先により異なります。 

耳寄り情報:一部の保険業者は、大きな既存セット商品の一部という形で旅行保険契約を提供しています。つまりあなたは、すでに旅行保険に入っていることを聞いて驚かれるかもしれないということです。一番良い方法は、あなたを担当する会社に連絡して、加入されている保険の補償範囲を聞いてみることです。  

 

健康に役立つヒント  

十人十色、つまり私たちひとりひとりが、微妙に異なる健康ニーズを持っています。ヨーロッパにいる間、健康を確保するうえで最善の方法は、日々の生活において最も効果的な何かを追求することです。たとえば、春の花粉で鼻水がでますか?ヨーロッパで同じ目に遭うかもしれません。それなら適宜プランを立てましょう。  

一般的には、ヨーロッパへの渡航に対し義務付けられている予防接種はありません。とはいえ、破傷風ワクチンといった一般的なワクチンの最新情報を取り入れることは昔から得策とされています。海外で急遽必要に迫られて接種を受けるよりも、自国でストレスなく、現在使用中の医療保険で受ける方がベターでしょう。出発前に、担当の家庭医に相談してください。計画した旅行プランを前提に、家庭医からの助言を訊いてみましょう。  

重要なヒント:帰国前に医療保険取扱代理店に連絡して、海外での補償対象範囲について(もしあれば)訊いてみましょう。旅行保険ではたいてい救急医療をカバーしていますが、定期保険に該当する医療費を提示されるかもしれません。出発前に、保険の補償範囲を知っておくこと、健康保険証その他必要書類を持参するようにもしましょう。大切なことを言い忘れていましたが、ヨーロッパ滞在中に医療扶助が切に必要な場合は、レシートや診断結果をすべて保管しておくようにしましょう。帰国して払い戻しを受ける際に、こうしたことが肝心となります。   

処方薬がでている場合、薬を旅の間もつだけの量を十分に(おそらく、たとえ一週間分でも念のため余分に)持参するようにしましょう。在庫の豊富な薬局はヨーロッパ各地に存在しますが、特定の国でOTC薬以外の薬を手に入れるには、認定医師のだした処方箋が必要になります。また、有効な欧州の処方箋があったとしても、現地の健康保険がないために投薬に対し高額を支払うことにもなりかねません。  

耳寄り情報:薬局は通常、店頭に照明を当てた緑十字を掲げています。ヨーロッパにあるほどんどの街には薬局が溢れかえり、小さな村には決まって薬剤師を1人配置しています。夜中に薬が必要になった場合24時間営業の薬局をオンライン検索しましょう。ほとんどの市街地にはあると思います。  

ヒント:薬局という単語に「Chemist(薬剤師)」、「Pharmacie(薬屋)」、「Pharmacia/Apotheek(調剤薬局)」など、少し言葉のバリエーションをつけることを覚えましょう。 

 

緊急電話番号  

ヨーロッパでの緊急サービスへの電話は、簡単で効果的です。ヨーロッバのどこからでも112番にかけると、発信元の国の英語を話す担当部門に自動的につながります。必要な支援について伝えると、該当する地域のサービス機関につなげてくれます。   

ヒント:ヨーロッバ諸国のほとんどには、国独自の緊急専用電話があります。さらに万が一に備えるなら、訪問予定先の国の緊急専用番号を調べておくと良いでしょう。