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ヨーロッパで体験する最高のワイン

ワインは何世紀にもわたってヨーロッパの文化に影響を与えてきました。ローマ人がヨーロッパ中に葡萄の栽培を広め、葡萄の品種や色を分類しその性質を観察、そして施肥技術を培っていったその歴史は、なんと紀元前1600年にまで遡ります。紀元1世紀頃までには、既にワインはイタリアからスペインやドイツ、イギリス、フランスへと輸出されていました。操業中のワイナリーで世界最古のシャトー・ド・グーレーヌ(フランス)は、いつの時代も訪問者を歓待しており、周辺地域を含むフランスのワインが世界の市場を席巻する一因となっています。

Garden of the Chateau de Gurenu (France). It is known as the oldest family-owned winery Europe.
シャトー・ド・グレヌの庭園(フランス)。ヨーロッパ最古の家族経営のワイナリーとして知られています。

現在、ヨーロッパの田舎には数えきれないほどの葡萄畑があり、地平線の先まで葡萄の木が広がっています。近年では、甘い白ワインよりも、古くから伝わる製造法で作られた濃厚な赤ワインに人気があります。珍しいワインを試飲しながら、造り手の歴史を学んだり、有名なビンテージワインを見つけるのも一興です。

シャンパーニュ地方産の発泡ワインとして知られるシャンパンから豊かな味わいのポートワインまで、ヨーロッパには特徴あるワインが数多く見られます。醸造所の多くが訪問者を歓迎しており、葡萄がワインになる工程を見学することができます。またワイナリーに併設されているレストランでは、ワインと食事の相性を楽しむペアリングについて教えてもらえます。地元産のワインと料理が奏でる完璧な味をお楽しみください。

ドナウ渓谷(オーストリア)やスペインのリオハ地方、トスカーナの丘(イタリア)、エーゲ海の島(ギリシャ、トルコ)まで、ワインの産地にはそれぞれの趣があります。各地域の特徴を楽しむには、ヴィンテージワインを試していただくことをお勧めします。葡萄の種類やワイナリーの違いで大きく変わる味に驚かれるはずです。また専門家とともに葡萄畑

Hungarian wine barrels. These wine barrels, will be opened after being aged for several years in Hungary of the brewery.
ハンガリーのワイン樽。これらのワイン樽は、醸造所のハンガリーで数年間熟成された後に開かれます。

に行くことで、さらに深くワインを理解できることでしょう。

さらに一歩進んだ体験をお望みであれば、ワイン・フェスティバルの時期に合わせて旅行を計画するのも一案です。バーデン=ヴュルテンベルク州(ドイツ)のシュトゥットガルト・ワイン・フェスティバルでは、当地のワインを楽しめる120もの屋台が立ち並び、マウルタッシェ(ドイツ風ラヴィオリ)やオファシュルファー(パンプディング)も楽しめます。また、ルクセンブルクの「葡萄とワイン祭典」やブルガリアの「シー・オブ・ワイン・フェスティバル」、キプロスの「リマソール・ワイン・フェスティバル」なども必見です。

ワインを目的とした旅は観光客だけでなく地元の方にも人気です。60以上のワインルートから必ず好みの旅路が見つかるでしょう。オーストリア、ニーダーエスターライヒ州では、ワインセラーが軒を連ねる道「ケラーガッセ」を巡って、いくつものワインセラーや何世紀もの歴史を誇る城、修道院を見学するとともに、ワインテイスティングをお楽しみください。また、地中海地域にあるヴィパーヴァ渓谷(スロベニア)産の葡萄もぜひ味わってみてください。カタルーニャ地方(スペイン)では、ワイン樽の開栓セレモニーで「シャト」(カタルーニャ地方に伝わるソース)を味わうのもお勧めです。ナーエ渓谷(ドイツ)に35もあるワインの生産村を訪ね歩き、お気に入りのワインを探す旅などもいかがでしょう。

San Gimignano (Italy, Tuscany) is famous for its white wine of local produce.
サンジミニャーノ(イタリア、トスカーナ)は、地元の食材を使った白ワインで有名です。

ワインには多くの場合、完璧なまでに熟成されたヴィンテージワインが存在します。これらはリザーブワインと呼ばれ大変人気があり、また値段も高くなりますが、そのクオリティーは見逃せません。リザーブワインの特徴は産地ごとに異なりますので、ラベルを確認するか、ソムリエに確認するのがお勧めです。お土産として購入する予定がある方は、税関のルールを事前に確認しておきましょう。多くのワイナリーが国際配送や持ち帰り用の特別梱包に対応しています。

旅行前に検討すべきこと

社会的慣習について学ぶ

ヨーロッパ旅行中、訪れた国の言葉が分からないと、地元の人と交流するのも難しく感じられるかもしれません。たいていの場合、現地の人々はあなたが旅行客であり、その国の慣習になれていないと理解しています。しかし、事前に下調べをしておけば恥ずかしい思いをする場面も減らすことができるでしょう。基本的な慣習は、国によって、また地域によっても異なるため、最初は分かりにくいかもしれません。しかし、事前に少しでも知っておけば、その地域に住んでいる人々のことをより深く理解することができます。 まずは道ですれ違うときに相手の目を見たり、微笑んで挨拶する習慣について考えてみましょう。ヨーロッパの人々はたいていフレンドリーですが、地域によっては公の場であまり打ち解けた様子をみせないこともあります。例えばイギリスでは、見知らぬ人と目を合わせたり、ちょっとした会話を楽しんだりしますが、フランスではこれがもっと「控えめ」になります。愛想が悪いというよりは控えめで、あまり打ち解けた様子をみせないといった印象です。周囲の人々を観察して、どのような社会的慣習の中にいるかを考えてみましょう。 初めて現地の人と挨拶する際は、たとえ発音が上手くできなくてもその国の言葉で簡単な挨拶をして、短い握手を交わせば、まず間違いありません。現地の人に何度か続けて会う場合は、頬に軽くキスをしたり、肌に触れずにキスをする「エア・キス」で挨拶したりすることも珍しくありません。何回キスをするのか、またどちらの頬にするのかは国によって異なります。また相手の性別や相手をどれくらいよく知っているかによっても変わってきます。よく分からない場合には、相手のリードに従えばいいでしょう。ポルトガルやスペインだと、女性は同性同士でもキスをしますが、男性は通常女性にしかキスをしません。一方、イタリアでは男性同士でキスをすることも珍しくありません。 ルールはいつも決まっているわけではなく、例えばギリシャでは様々な状況によって慣習が変わります。旧ユーゴスラビアの国々では、国籍によって挨拶のキスをする回数が変わります。しかし、たとえ失敗をしたとしても、あなたがフレンドリーな笑顔でいる限り大きな問題になることはないでしょう。 身振り手振りは世界共通ではないということも覚えておきましょう。自分の国では何気ないジェスチャーでも、よその国では不快に受け取られる場合があります。例えば、軽くはじくように顎の下を触るしぐさは、フランスやベルギーでは失礼な態度での拒絶に受け取られますし、スイスでは人差し指で頭を指差すのは無礼にあたります。言葉が分からないときは、身振り手振りで説明するより、辞書でキーワードをひいてみたり、自分の話す言葉を相手が知っているか尋ねてみるほうが無難です。よりスマートに見え、必要な情報も手に入りやすいでしょう。

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電車、列車などの交通手段 コミュニケーション

電車、列車などの交通手段 さて、ヨーロッパに入国してからが本当の旅の始まりです。ヨーロッパは公共の交通手段が大変発達しています。ロマンチックな旅行を求める方にお勧めなのは鉄道旅行です。鉄道列車はヨーロッパで最も効率的な交通手段です。高速列車やローカル列車、国際列車、寝台列車、観光列車、インターシティー(都市を結ぶ列車)などたくさんの種類の列車があります。旅の目的やお好みに合わせてお選びください。 もう一つの効率的な移動手段はフェリーです。地中海をあちこち旅したり、スカンジナビア地方の小さな島々を訪れたり、英仏海峡を横断するにはフェリーでの移動が便利です。ヨーロッパの河川、あるいは運河も船なら優雅に観光できます。途中の港町で船を降りて中世の名残を残す小道を散策したり、地元のお店でショッピングを楽しんだり、ワインを味わったりすることも船旅ならではの楽しみ方です。 また、レンタカーを借りて自由な旅を満喫するのもお勧めです。車があればアルプスの景色を楽しみながら観光ルートを走ったり、街中をドライブしたり、ドイツのアウトバーン(高速道路)を走ることもできます。ヨーロッパでバスは「コーチ」とも呼ばれていて、列車や飛行機が乗り入れていない地方の小さな町などの観光には欠かせない交通手段となっています。 冒険好きな方はバックパックをかついで飛行機やバス、列車で旅をしてみてはいかがでしょうか。インターレイルパスを使って列車で移動すれば、国境をまたいで30カ国を旅することができます。ヨーロッパを隅々まで旅したいなら最高の手段と言えるでしょう。また、ヨーロッパは自転車を利用する人にやさしい街づくりがなされており、ほとんどの国で自転車専用レーンや専用施設が設けられています。アルプスやドイツ南部のバイエルン地方、平野の続くバルト地方などが自転車旅行に適しています。都会でも地方でも、自転車は各地でレンタルすることができます。   コミュニケーション 海外への通話  旅行に出かける前に、安くて効率的な通話方法をチェックしておきましょう。例えば携帯電話会社にご自身の携帯電話がEU諸国で利用可能か確認したり、国際ローミングサービスの料金を調べておくことをお勧めします。一般的に、EU圏内のローミングサービスは高額ではありません。ヨーロッパ到着後に携帯電話をレンタルまたは購入することも可能です。SIMカードを購入すればいつでもどこでも携帯電話を使うことができます。一つの国に長期滞在したり、いろいろな国を旅行する際にも有効な手段といえるでしょう。また着信よりも発信の頻度が多いようであればプリペイドカードをお勧めします。これがあればホテルや公衆電話から高額な料金を払って国際電話をかける必要もなくなります。ノートパソコンなどのコンピューターを持ち運ぶのであれば、Skypeなどのインターネット通話が便利です。    国際電話番号(国番号)  ヨーロッパ各国の国際電話番号(国番号)は以下の通りです。 国名 国番号 オーストリア    +43 ベルギー    +32 ブルガリア    +359 クロアチア    +385 キプロス    +357 チェコ    +420 デンマーク    +45 エストニア    +372 フィンランド    +358 フランス    +33 ドイツ    +49 ギリシャ    +30 ハンガリー    +36 アイスランド   […]

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お得にヨーロッパ旅行を楽しむコツ

せっかくヨーロッパに行くなら、少しでも長く滞在して、十分に旅行を満喫したいものです。そのためには、ヨーロッパをお得に旅するポイントを抑えておきましょう。(ユーロに関するページはこちら ) 航空券の手配 航空券は、時期によってその運賃が異なります。大抵の場合、夏は高く、冬は安くなります。アイルランドのダブリンやトルコのイスタンブールなどは、ヨーロッパの中でも比較的お手頃な価格で行ける都市となっています。 交通手段 滞在先での交通費も旅費がかさむ要因の一つですが、公共の交通機関 を無料で利用できる場所もあります。エストニアのタリンやチェコのプラハなど大きな都市では、地元のバスやトラムに無料で乗ることができます。複数の国を旅する時は、基本的に鉄道を利用するのが最もお得になるでしょう。また最近では格安航空会社(LCC)も路線が充実しており、さらにお得な料金で都市間を移動できるようになりました。 お得なパスの利用 人気の観光地では、複数の観光名所を割引料金で周れるパスがあります。例えば、ルクセンブルクの3日間パスには、70ヶ所以上にも及ぶ博物館や観光スポットの入場料と交通費が含まれています。そのほかの都市で使えるパスはこちら(英語)をご参照ください。 無料の観光スポット ヨーロッパには、無料で公開されている博物館がたくさんあります。世界中の素晴らしい写真が一同に会するアイスランドのレイキャビック写真博物館や、ヨーロッパで使われてきた珍しい楽器を展示するブリュッセル(ベルギー)の楽器博物館、そしてモナリザやミロのヴィーナスを有するパリのルーヴル美術館なども、無料開放の曜日や時間を設けています。 格安の宿泊施設 ヨーロッパ各地に存在するホステル では、格安料金でユニークな宿泊体験ができます。例えば、トルコにあるカディールズ・ツリー・ハウスでは、文字通り木の上に作られた部屋で寝ることができます。朝早くから夜遅くまで外出することの多いヨーロッパ旅行では、過剰なサービスを提供するホテルに泊まる必要はありません。宿には、心地の良いベッドと雨風を凌げる屋根さえあれば十分なのです。リーズナブルなホステルに泊まり、浮いたお金で旅を充実させましょう。

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安全

旅行保険 海外旅行の際には旅行保険への加入を強くお勧めします。旅行の中断や遅延、キャンセル、医療費、救急医療や救護に伴う輸送、荷物の紛失や破損、および24時間の電話対応サービスを含む総合プランが良いでしょう。総合プランの保険料は一般的に旅行費用の5 ~ 12%とされています。契約の際は、契約内容をよくご確認ください。   所持品の取扱い ヨーロッパは比較的安全な地域ですが、それでも貴重品の管理には十分気をつけましょう。ヨーロッパに限らず、観光名所など人ごみの多い場所ではスリが多発しています。所持品は肌身離さず身に付けましょう。現金を何ヶ所かに分けて持ち歩いたり、マネーベルトに貴重品を隠しておくこともお勧めです。航空券、パスポート、トラベラーズチェック、クレジットカード、身分証明書などはあらかじめコピーを取っておき、他の貴重品とは別に保管しておきましょうす。ホテルではフロントもしくは各部屋に備え付けのセーフティーボックスで貴重品を保管するのが良いでしょう。   健康管理 一般的にヨーロッパ旅行の前に予防接種は必要無いとされていますが、念のため渡航前にはかかりつけの医師に相談されることをお勧めします。現在お持ちの健康保険が海外で何をカバーしているか確認しておく事も重要です。旅行の際には健康保険証のコピーを持参しましょう。処方薬を機内に持ち込む場合は、オリジナルの容器・袋に入った状態で機内に持ち込む必要があります。念のために処方箋も持参してください。ヨーロッパには多くの薬局がありますが、必要な薬は旅行期間に合わせて十分に用意しましょう。医薬品を購入する際にはその国の医師の発行した処方箋が必要になる場合もあります。薬局のマークは基本的に緑色の十字ですが、これは各国ごとに若干の違いがあります。薬局の名称は、ヨーロッパ内で数種類の呼び方しか存在しないため、比較的覚え易いと思います。Chemist(発音=ケミスト)、Pharmacie(ファーマシー)、Pharmacia(ファルマチア)、Apotheek(アポティーク)がそれにあたりますので覚えておくと良いでしょう。   緊急電話番号 EU諸国での緊急電話番号はどの国からでも同じで、112番をダイヤルすれば英語、もしくは発信された国の言語でオペレーターが対応します。また各国にはそれぞれ独自の緊急電話番号があり、警察、消防、救急医療サービスの番号は以下の通りとなっています。   国  警察 救急車 消防 オーストリア 133 144 122 ベルギー 101 100 100 ブルガリア 166 150 160 クロアチア 92 94 93 キプロス 199 199 199 チェコ 158 155 150 デンマーク 112 112 112 エストニア 110 112 112 フィンランド 17 15 18 フランス […]

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現地の言葉を知らない時のヒント

外国を訪れる際は、現地の言葉を流暢に話せることが理想ですが、たいていの場合そうではありません。しかし言葉がわからなくても、欲しいものを伝えることはそう難しくありません。ヨーロッパでは、多くの人がある程度英語を理解できます。また、例えばオランダ人がドイツ語を知っていたり、ポルトガルでスペイン語が通じたりと、近隣諸国の言葉を知っている人も多いです。もちろん自己紹介や、道を尋ねる際の簡単なフレーズくらいは、その国の言葉でできたほうが失礼にならないでしょう。またレストランで注文したりホテルにチェックインするときなど、現地の人と会話する場面で使えそうな言い回しは、できるだけたくさん覚えておくといいでしょう。旅行で使いそうな表現を事前にリストアップして、暗記してみてください。現地の言葉の会話集を持ち歩いたり、携帯電話にアプリをダウンロードしておくのも一案ですが、調べるのに時間がかかったりすると自然な会話が楽しめないかもしれません。 以下、旅行に役立つフレーズをご紹介します。 挨拶(おはようございます、こんにちは、こんばんは など) 英語:Good morning (グッドモーニング)、Good day (グッデイ)、Good Evening(グッドイブニング) フランス語:Bonjour(ボンジュール)、Bonsoir (ボンソワール) ドイツ語:Guten Morgen(グーテンモルゲン)、 Guten Tag(グーテンターグ)、 Guten Abend(グーテンアーベント) スペイン語:Hola(オーラ)、Buenos Días(ブエノスディアス)、 Buenas Tardes(ブエナスタールデス) 「私の名前は・・・です。」 英語:My Name is…  (マイ ネーム イズ・・・) フランス語:Je m’appelle… (ジュ マペル・・・) ドイツ語:Ich heisse… (イッヒ ハイセ・・・) スペイン語:Me llamo… (メ ジャーモ・・・) 「・・・はどこですか?」 英語:Where is…  (ウェア イズ・・・) フランス語:Où est…(ウ エ・・・) ドイツ語:Wo ist…(ヴォー イスト・・・) スペイン語:Dónde está…(ドンデ エスタ・・・) 「(私は)・・・したいです。」 英語:I would like… (アイ ウドゥ ライク・・・) フランス語: Je voudrais… (ジュヴドレ・・・) ドイツ語:Ich möchte… (イッヒ メヒテ・・・) スペイン語: Quisiera… (キシエラ・・・) 「さようなら」 英語:Goodbye (グッバイ) […]

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旅行中にチェックすべきポイント

通貨と単位

ヨーロッパ諸国の通貨はユーロで「€」の通貨記号が用いられます。これはユーロ加盟国全てで使用できる便利な通貨です。各国に独自の通貨があった時代は通貨の両替には時間もコストもかかっていましたが、現在はユーロを通貨と認める以下の国々で共通のユーロ硬貨と紙幣を使うことができます。 オーストリア、ベルギー、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン   EUではほとんどの加盟国で付加価値税(VAT)が義務付けられていますが、海外からの旅行者は一部の商品について払い戻しが受けられます。お買い物の際には、お店がVAT還元プログラムの対象であるかご確認の上、レシートとともに必要な申請書を保管してください。EU諸国から出国する際には税関でこの書類と購入した商品を提示してください。  

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ヨーロッパを巡る旅

鉄道、路面電車、バス、自転車のガイド  ヨーロッパは世界で有数の公共交通機関が発達した地域です。大都市から小さな町まで、公共交通によって、あちこちの場所に簡単につながることができます。  この素晴らしい大陸を巡るには鉄道に乗るのが一番良い方法かもしれません。効率的で、費用対効果も高く、そう、ロマンティックだからです。雪を頂いたオーストリアの山々に沿って、穏やかな青い湖のほとりを走る鉄道は最高です。   長距離移動     ヨーロッパのほとんどの国には、複数のタイプの長距離鉄道があります。もっとも速いのは、フランスにおける TGVシステム のような高速鉄道です。この鉄道は高速で走行し、通常、2つの大都市を結ぶため、途中の駅には、あったとしても、ほとんど停車しません。例えば、クラクフからワルシャワまで約2時間半で行くことができ、車を運転するよりも1時間早く、ずっとサステナブルに移動ができます。ほとんどの国には、高速鉄道に次いで、高速の地域鉄道があります。一貫性を保つために TER鉄道システム があるフランスに.焦点を当てます。これらの列車は高速で走りますが、途中で何度か停車することがよくあり、小規模な町や都市に入ります。最後に、既存のルートに沿って、多くの小さな町をつなぐローカル鉄道をご紹介します。目的地に到着するためには、2つ以上のタイプの鉄道を乗り継ぐ必要が多々あることに気付くかもしれません。   上記の鉄道に加えて、ヨーロッパには長距離国際線もあり、例えば、ストックホルムからバルセロナまで行くことができます。これらの鉄道は、多くの場合、もっとも ロマンティック です。多くの場合、夜行鉄道には寝台車と食堂車があり、フルサービスの食事が用意されています。最後に、景色の良いルートが用意されており、スピードよりも景色と体験を大事にしています。ここには、天井がガラス張りの展望車、豪華な食堂車、カクテルバー、本物のベッドがあります。この旅を体験の本当の一部にしたくないですか?これらの景観ルートは理想的なものです。   ご注意:ヨーロッパの鉄道は一般的にとてもリーズナブルな価格です。もっとも重要なのですが、航空機に比べてCO2排出量がはるかに少なく、環境に理想的な選択肢となっています。また、ヨーロッパじゅうの多くの鉄道ネットワークを一枚のチケットで利用できる、多国間レールパスをぜひチェックしてみてください。    市内周遊   ヨーロッパのほとんどの都市では、公共交通機関が発達しています。ほとんど例外なく、地下鉄路線、路面電車、バスなど、さまざまな組み合わせで構成されています。繰り返しになりますが、公共交通はほぼ確実に、ヨーロッパじゅうを移動するのに一番良い方法です。ほとんどの都市にある駐車場は複雑で、高額であることが多いので、車を乗り捨てましょう。チャージ可能なメトロカードの方が役に立ちます。   ヨーロッパのほとんどの都市には、もう1つの素晴らしいオプションが用意されています。それは公共の自転車システムです。もしそうでないなら、レンタサイクルがとても一般的で、(地下鉄の地下にいる場合とは対照的に)それに乗って移動しながら街を見るというオプションがあります。ほとんどはの都市は自転車にとても優しく、他のどの交通手段よりも自転車をいくらか優遇しています(ぜひオランダに行ってみてください!)。田舎でも自転車は良いものです。二輪車で地域のあちこちを探索することができますよ!  ヒント:都市や街を訪れる前に、公共交通機関について調べておきましょう。路線の運行時間について、バス内で切符を買うことができるのか、切符を買ってから乗車しなければならないのかなどの質問に答えます。自転車やスクーターについて、アクセスするのにアプリやカードが必要かどうかを確認してください。    水上移動:フェリーおよび船    たまには、船が最高です!ヨーロッパの海に面した都市や町では、フェリーが一般的です。ほとんどの場合、本土と小さな島々の沿岸とを結びますが、スウェーデンからポーランドまでというように長距離を移動することもできます。長距離フェリーの大きな強みの1つは、車ごと乗ることができることです。   ヨーロッパの川では、はしけやクルーズ船も一般的です。それらは移動手段よりむしろ体験としての役割の方が大きいですが、新静かにリラックスした方法で新しい土地を探索するのに素晴らしい方法です。船から下りて、新しい町を探索し、地元のマーケットをぶらぶらして、小さな店を訪ねましょう。それから船に乗り、新しい場所に向かいましょう。  おすすめのルートをいくつかご紹介します:ヨーテボリでフェリーに乗って、沖合にある12の美しい島々を訪ねましょう。そして、ライン川やドナウ川を下り、途中で、中世の美しい村々を巡り、美味しいワインを味わいましょう。      車で移動する    ヨーロッパにはあらゆる交通ネットワークがあるにもかかわらず、車で移動する方が便利な場所もあります。一般的に、自然保護区、小さな村やアウトドア・アトラクションです。地球へのダメージ削減に貢献するために、カーシェアリングが、車で移動するのに素晴らしい方法です。これにはいくつかの形式があります。同じ場所に行く予定があり、車にスペースがあるドライバーを探してくれるアプリを探すのも1つのオプションです。該当する1つのオプションは、フランスのブラ・ブラ・カーです。さらに、レンタルについて、従来の企業から手続きを簡略化した新しい企業まで多くのソリューションもあります。   1つの例:最寄りの都市まで鉄道で行って、レンタカーを借りてから最終目的地まで向かいます。  レンタカー会社に行かずに、路上で車を受け取ることができるレンタルソリューションが多くあることに気付くでしょう。    ペットと旅する     スポットを家で留守番させる必要はありません!ヨーロッパの公共交通システムはペットを温かく受け入れてくれます。ただし、場所によって、従わなければならないいくつかの規則があります。まず、犬、猫、フェレットにはパスポートが発行されます。一度に5匹以上のペット(犬、猫、フェレット)と一緒に旅行する場合、追加書類が必要です。ヨーロッパの場所によって規則が異なるので、鳥類、鑑賞用の水生動物、は虫類、げっ歯類やウサギと一緒に旅行する場合、訪れる場所独自の現地規則を確認するのが一番です。 詳しい情報は こちら と こちら でご覧になることができます。      アクセシビリティ  ヨーロッパ都市は常に、だれもが公共インフラにアクセスすることができるよう取り組んでいます。都市のアクセシビリティを調べるための素晴らしい方法は、アクセス・シティ・アワードを受賞した場所のリストを確認することです。この賞は、「基本的権利への平等なアクセスを保証し、人々の生活の質を向上させ、年齢、モビリティや能力に関係なく、都市が提供するすべてのリソースと喜びに、だれもが確実に等しくアクセスできる」都市を称えます。 アクセス・シティ・アワード について詳しくは こちら をご覧ください。以下は、最近の受賞都市です:ボロース、ブレダー、ヨーテボリ、ヨンショーピング。 

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ヨーロッパ旅行中の乗客の権利に関するガイド

旅行中、遅延やキャンセル、その他に不測の事態を体験したことがあるかと思います。もちろん、そのようなことはだれも望んでいません。しかし、問題が発生した場合に備えて、権利や恩恵を知っておくことが何よりも重要です。さて、ヨーロッパではどのような権利があるのでしょうか?読み進めてください!    航空旅客の権利  ところで、空港のチェックインカウンターで、休日の服をバッグに詰めていると、フライトがキャンセルされ、ルートが変更され、大幅に遅延していることを知る結果になったことがあるでしょう。または、ちょうどヨーロッパでの休暇を終え、帰宅し、休息し、思い出で胸がいっぱいのときに、運が変わるかもしれません。まずは慌てないで!息を吸って、かたくなった筋肉をゆるめて、一瞬、目をつぶってください。それから、ヨーロッパへの旅行であろうと、ヨーロッパからの旅行であろうと、一般的に旅客の権利があることを覚えておいてください!その上、これらの権利は国籍とは関係なく、旅行計画だけが関係します。請求する資格があるかどうかを知るために、補償に必要な3つの事柄を以下でご紹介します。 権利が適用される場合   欧州連合(EU)の 規則  における規則によると、乗客の権利が適用されるのは以下の場合です:  EU内で、EUの航空会社またはEU外の航空会社が運航するフライトである場合  EU外からEU内に着陸して、EUの航空会社を使ってEU外から着陸予定のフライトである場合  EUからEU非加盟国に出発し、EUの航空会社が運航予定のフライトである場合  ルート変更、補助やそれ以外の恩恵など補償をまだ受けていない場合。  重要なご注意:EU外の国を出発し、EU内に着陸するフライトの場合、その航空会社はEUに本社を構えていなければならず、そうでなければ、EU規則の下で請求を申し立てる資格はありません。 2. フライトがキャンセルされた場合の責任の所在は?  フライトがキャンセルされた場合、だれが責任を負うのですか?それは難しい質問です。航空会社がキャンセルしたのだから航空会社が責任を負うもの、と考えるかもしれません。一部はその通りです。しかし、そうではない場合もあります。特に「異常事態」が発生した場合です。例えば、地震が発生したり、空港の上空に嵐がやってきたとします。このような理由でキャンセルされた場合、技術的専門用語で「不可抗力」と言うのですが、航空会社に責任はありません。ただし、航空機に技術的な問題があったり、航空会社によるフライトのオーバーブッキングで搭乗を拒否されたりした場合、請求は間違いなく有効になります。     3. What’s the timeframe?  フライト予定日の2週間前に航空会社からキャンセル連絡があった場合、請求する権利があります。とは言うものの、代わりのフライト日程と目的地への到着遅延時間に大きく左右されます。代わりのフライトが一定の基準を満たさない場合、補償の対象になる場合があります。EUにおける権利の詳細は、こちら をご覧ください。    鉄道旅客の権利    一般的に、旅客の権利を有するのは、EU内を鉄道で移動する方です。鉄道切符を購入する際、鉄道会社や業者には、旅行中の遅延、セキュリティ、安全性の問題について明確に知らせる義務があることを知っておくことが重要です。遅延やキャンセルが発生した場合、その会社にはさらに、リアルタイムで最新情報を提供し、権利に関する情報を共有する義務が生じます。  知っておくと良いこと:鉄道が1時間以上遅延した場合、補償を受けることができる場合があります。詳しくは こちら をご覧ください。   バスや長距離バスの旅客の権利    計画した旅行がEU加盟国を出発または到着した場合、キャンセルや遅延が発生した場合も、権利があります!これらの権利が適用されるのは主に、長距離バス便や、指定されたルートや時刻表にある定期便です。バスの乗客としての権利について詳しくは こちら をご覧ください。    船舶旅客の権利    フェリー、クルーズ船、内陸航路を航行する船舶については、以下の状況において旅客の権利が発生します:  EUの港から出航する場合  EU外からEUの港に出航する場合。ただしそのサービスがEUの企業によって運営されている場合のみ  EUの港から観光目的で出航し、船内の宿泊施設に滞在し、2泊以上する場合。   ただし、以下の場合、これらの規則は適用されません:  船の乗客が12人以下  船の乗組員が3人以下   船がカバーする距離が(片道)500メートル未満であること  歴史的な船または大型船である場合   観光船、特に宿泊施設を提供しない場合や、2泊以上の客を受け入れていない場合。 航行中に何かあった場合、どのような 権利 があるのでしょうか?  海上で何かあった場合、EUの規則が適用されます 手荷物、車、移動設備についてはご安心ください。これらの権利は、以下の場合において、国内旅行と国外旅行の両方に適用されます:  船がEUで登録されている場合  […]

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